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アルバム名  べいびぃろん(BABY-LON)  
アーティスト あがた森魚、はちみつぱい
リリース   2017年

還暦超えのミュージシャンが勢揃いして、わずか3日間で大半の作品、10曲を録音したというからその集中力には驚かされる。これも長年の経験からきているのは間違いない。あがた森魚といえば「赤色エレジー」しか知らないという人も多いと思うが、そのバックを務めていたのが「ハンブル・パイ」ではもちろんなく、「はちみつぱい」。「はちみつぱい」といえば、日本のロック史にも残る名盤『センチメンタル通り』を生んだバンド。その中心人物、鈴木慶一もこのアルバムの2年前に「Records & Memories」というアルバムをリリースしている。業界人の中では2010年代のベストアルバムにあげる人もいるぐらい現役のアーティストとして頑張っている。そんなはちみつぱいのメンバーが今回もバックをつとめていることから、クレジットは両者のコラボレーションアルバムになっている。ただ亡くなったかしぶち哲郎がそのメンバーにいないのはとっても寂しい。このアルバムの一番の聴き所は、本多、鈴木、渡辺に駒沢の4人によるギター・バトルだろう。サイケデリックでいい意味でカオスな演奏は、このアルバムの聞き所なっているのはいうまででもない。
若い世代には「なに?これ?」って言われそうだが、「赤色エレジー」、アルバム『センチメンタル通り』を知る人にとっては、現役で「音楽」している彼らのこの音を快く迎えることができるだろう。このアルバムを聴いたら、「いま」の音楽なんて薄っぺらすぎるよ。そんなアルバム。