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アルバム名 縫層 
アーティスト 君島大空
リリース   2020年 

まずはこの音源を聴いてもらいたい。


布施明の名曲「君は薔薇より美しい」を彼がカバーするときっとこうなるだろう!期待して聴いたが、やはり予想どおりにエキゾチックな雰囲気満載な曲に変貌していた。


そんな注目すべき若手アーティストが昨年リリースしたアルバムがこのアルバム。アルバムタイトルの「縫層」は「ほうそう」と読む。なんとも興味を沸かせるワードなわけで、どんな意味があって、そして収録されている楽曲はどんなんだろう?とワクワクしながら聴いたよ。

ご本人いわく、この「縫層」とは、
縫層、扉の手前の塊、内側の上空、灰色のレンズ。
タイトルである縫層という言葉は、内省のいつも雨が降っている場所、ひらかれた空の手前にある雲のようなもの、声や顔の塊、同音異義の包装や疱瘡という言葉の投影される場所、人がひとりの中で編み、勝手に育っていってしまう不安や喜びの渦を指す造語です。
​縫層という言葉が、そんなものはないのだけど去年の夏あたりからずっとこびりついていました。その層はある大きなイメージの手前にあって、その上には確かにひらかれた世界が在る。誰もがそこにいて誰もそこにはいない。海よりも広く空よりも高く部屋よりも狭い。ある扉の前にある層。瞼の裏、手の中、口の中、どこにでも立ち込めてしまう。もう一度という言葉が飲み込まれていく。とても硬い雲。偽物の人の肌。騒々しい内言。などでできた層です。
​幾分耳の疲れる盤と思いますが、お楽しみにお待ちいただけたらと思います。

ということらしい。

全曲聴き終えて、「耳が疲れた」なんてことはなく、繊細な音、音処理が施されている「縫層」に引き込まれてしまったよ。いやぁ、素晴らしい!