アルバム名　SAPPHIRE BLUE　　
アーティスト　DAISUKE INOUE　
リリース　　　1989年

井上大輔と筒美京平は、昭和歌謡曲からJ-POPへの過渡期にいい流れを作って今日まで導いてくれた偉大な作曲家だと思う。残念ながら井上大輔さんはもう20年前に自ら命を絶ってしまったが…。このアルバムは1980年に井上忠夫から井上大輔に改名後の1989年にリリースした隠れた名盤。このアルバムの1年前にはあの爽やかコークのCMソング「I FEEL COKE」を書いている。ブルーコメッツ時代には、誰もが知っている「ブルー・シャトウ」、作曲家に転身してからは、「ランナウェイ」「学園天国」など数多くのヒット曲を生み出している。さらにサクソフォンプレイヤーとしても数々のアーティストのレコーディングに参加。有名どころでは山下達郎の「悲しみのJODY」「スプリンクラー」など。このアルバムの収録曲、『SPARKLIN GIRL』はビーチ・ボーイズ風のリゾートミュージックだし、『スウィング・レイン』『BIYO』『トゥ・イーチ・ヒズ・オウン』などいま聴いても新鮮過ぎるほど。ちなみに「At the Clubhouse」を除く全曲を井上艦氏が編曲している。これからの季節にはもってこいのアルバムだと思う。