木村カエラは、ここ数年、自分の中ではちょっと距離をおいていたアーティストでしたが、「My Best Album100(国内編)1991〜2011」で第2位にランクインしているほど、実はマイフェイバリットなアーティストでもあります。
そんな彼女が自分のルーツをこのアルバムで披露しております。
彼女が影響・刺激を受けた60年代、70年代、80年代の洋楽を大好きなアーティストと一緒にカヴァーした12曲が収録されています。
収録曲と曲解説(をどうぞ)
1.Take On Me/a-haxxx岡村靖幸
1985年に大ヒットしたa-haの代表作です。岡村靖幸が得意とする4つ打ち、エレクトロニック・ファンクにアレンジされています。
2.Girls Just Want To Have Fun /Cyndi Lauperxxx N’夙川BOYS
これも80年代を代表するアーティスト「シンディ・ローパー」のデビュー曲です。リンダdadaとカエラのキュートなヴォーカルが聴きどころです。
3.FUNKYTOWN/Lipps, Inc.xxx石野卓球
日本が誇るテクノ・マエストロ石野卓球とのコラボ。蘇るディスコミュージック!!!
4.Two Of Hearts/STACEY Qxxx Chara
ディスコの歌姫ステイシーQの作品。懐かしいユーロビートにのせたサンプリングボイスが新鮮です。
5.Heart Of Glass/Blondiexxxチャットモンチー
残念ながら2人となってしまったチャットモンチーがオリジナルなディスコサウンドをダンサブルで抜けの良いロックサウンドに変身させています。かっちょいい!!
6.Crazy Little Thing Called Love/QUEENxxx斉藤和義
クィーンの名曲です。斉藤和義のギターがかっこいい。
7.SUNDAY MORNING/The Velvet Undergroundxxx細野晴臣
バナナのイラストアルバムで有名なヴェルヴェット・アンダーグラウンドの大大大名曲をJポップ界の大御所、細野晴臣さんと共演しています。このベースのグルーブ感はきっと細野大先生の演奏でしょう。
8.You Really Got Me/THE KINKSxxx 奥田民生
キンクスの64年の作品を奥田民夫と共演です。原曲に忠実なアレンジは奥田さんのキンクスに対する尊敬の念からでしょうね。
9.Fight For Your Right To Party/Beastie Boysxxx CSS
この共演者は存じ上げませんでした。
10.SWEET DREAMS (ARE MADE OF THIS)/Eurythmicsxxx POP ETC
ユーリズミックスの官能的なヒット・ナンバーです。
11.MY GENERATION/The Whoxxx岸田繁(fromくるり)
くるりとロック界の大御所「ザ・フー」のこの曲に挑戦。原曲とはほど遠いアレンジが興味深いです
12.RAINY DAYS AND MONDAYS/Carpentersxxx Predawn
最後はこれ?そう思ったのは僕だけではないはず。だってロックじゃない!
女性シンガー・ソングライターのPredawn (プリドーン)は清水美和子のソロプロジェクト。もちろん日本人です。何故このアーティスト?そしてなぜこの曲?
そんな????で終わるこのアルバムに続きがある?
余韻を残したアルバムです。