In Rainbows by Radiohead(2007年)

36In Rainbows90年代にはUKのギターキッズを虜にしたレディオヘッド。その後、何を血迷ったかバンドの自己解体とも言うべき破天荒なアルバムをリリース。2007年にリリースされたこのアルバムはネットで先行ダウンロード販売。しかも購入者がその値段を決めるといったもので、当時はぶったまげてしまいました。アルバムの内容はそれほどぶったまげたものではなかったのが、ちょっと期待はずれ。作品の善し悪しではなく、これまで新作ごとに驚きがあったので、マヒしてしまった感があるのかもね。アルバムタイトルの「IN RAINBOW」はどう解釈すればいいのでしょう。ふとこんなことわざを思いだしました。「No rain,No Rainbow !」「何かが起きて落ち込んでいても、その後にはきっといいことがあるよ」アルバムごとに実験的とも思える作品を次々と出す彼らにぴったりのタイトルなのかもね。