「There's the Rub」Wishbone Ash(1974年)

10いよいよベスト10に突入です。相変わらず独断と偏見だらけのランキングなので、さらっと流してくださいな。

ウィッシュボーンといえばアーガスという人が大半だと思いますが、テッド・ターナーに代わってアメリカ人ギタリストのローリーが加入したこの6作目はツイン・リードが織りなすアンサンブルも最高だし、「Persephone」を代表するような叙情的なメロディもあり、日本人にはグッとくるアルバムです。インスト曲「F.U.B.B.(オリジナルを正確にコピーした動画)」は彼らの代表曲になっているしね。いまでも楽器店に行くとベテランの店員さんがこの曲で試弾しているところを聴きますからね。
あまり話題にならないけど、このバンドの最大のウリはギターのトーンだと思うんですよ。中音域をブーストしたギター2本でのハモりは目をつぶっていてもこのバンドだってわかります。

いまでもアンディ・パウエルを中心として新譜を出しているようですが、さすがに「過去の偉大なバンドのいま」は聴くになりませんね。