「Close to the edge」YES(1972年)

YES197213〜15才の頃ってプログレッシヴ・ロックやグラムロックばかり聴いていたような気がするなぁ。主題の旋律を変型、反復させる見事なクラシック音楽の王道アレンジ。前作「こわれもの」から加入したリック・ウェイクマンの功績が大きいでしょうね。そして4曲80分2枚組の大作「海洋地形学の物語」をリリースするわけです。バンドはギターのスティーヴ・ハウ、ドラムのビル・ブラッフォードなどテクニシャン揃い。そしてミスターイエスことジョン・アンダーソンのオリジナリティあるヴォーカルが加わり、オンリーワンバンドとして80年代まで生き延びます。1983年には「Owner Of A Lonely Heart(邦題:ロンリーハート)」が大ヒット。プログレ色が消え、ポップな新生イエスで復活しました。そして80年代後半から流行りだした『オケ・ヒット』はこの楽曲が火付け役であったことを付け加えておきましょう。

「ロンリーハート」大ヒットの翌年(1988年4月)、完壁に練り上げられた演出と素晴らしいテクニックでレコード再現した公演を観にいきましたが、これまでの人生でベスト3に入りるライブでした。