「Diver Down」Van Halen(1982年)

VH1982大ヒット曲「(Oh) Pretty Woman」が収録された通算5枚目のアルバム。6枚目のアルバムに収録されている「JUMP」は日本でもかなりヒットしてファンの幅を広げました。なのに何故このアルバムがランクインしているかというとギターソロが2曲も収録されているというのがその理由です。ヴァンヘイレンの醍醐味はなんと言ってもエディのギターが中心ですからね。「Cathedral」ではディレイを駆使したボリューム奏法であたかも数本のギターで演奏しているかのようです。「Little Guitars (Intro)」では珍しくガット(ナイロン弦)ギターを使用しています。
ロイ・オービソンの「(Oh) Pretty Woman」の他、マーヴィン・ゲイの「Dancing in the Street」、キンクスの「Where Have All the Good Times Gone!」などカバー曲が収録されていますが、なんと言ってもヴァンヘイレンの父がクラリネットを演奏しているスタンダードナンバー「「Big Bad Bill (Is Sweet William Now)」には驚きました。これはおそらくデイヴィッド・リー・ロスの好みかもね。