「Exile On Main Street」The Rolling Stones(1972年)

RS1972すでにビートルズとともにこのベスト100に何枚もランクインしているThe Rolling Stonesがまたしても登場です。邦題は「メインストリートのならず者」

「Let It Bleed」はなぜか別ものになってしまい、前作「Sticky Fingers」では「Brown Sugar」ばかり話題になりました。さてこのアルバムはというと英国グラムロック全盛期に「裏」を使ったリズムで時代に逆らうような意固地なサウンドで突っ走ってきたものの、米国南部に渡ってからは、サザンウインドと泥臭い枯れたサウンド手に入れ、さらに今度はカリブ方面へ。そんな彼らを象徴するかのようなアルバムタイトルです。ならず者と言うより「亡命者」と言い切ったほうがしっくりくるかも。そんな亡命者たちは、いつの時代もロックシーンはど真ん中にいるバンドでした。キースとミックのデュエットも健在。ミック・テイラーのスライドはうねりまくりで、もう最高です。リンダ・ロンシュタッドがカバーして大ヒットした「Tumbling Dice」も収録されています。