「In The Court Of the Crimson King」King Crimson

1969年

KC1969 これぞまさしくアートロックの代表作。1曲目の「21st Century Schizoid Man Including Mirrors」などはいま聴いてもぶっ飛んでしまうほどの見事な作品です。ノイジーなグレック・レイクのヴォーカルにブラスセクションが加わり、ロックミュージックを卓越したベースラインがボトムをしっかり支え、ギターソロはスケールを無視して自由奔放に指板を動き回り、独特なフレーズを作り出しています。これはもうフリージャズでしょうね。
当時、ザ・フーのピート・タウンゼントが「恐ろしいほどの傑作」と言ったのも無理はないでしょう。ある意味、ムーディー・ブルースやピンク・フロイドがメジャーになったのは、このアルバムのお陰なのかも…。