「元気です。」吉田拓郎(1972年)

81 元気です「春だったね」から始まるこのアルバムは、「旅の宿」などのヒットもあってかなりのセールスを記録したと思います。その他、「夏休み」「たどり着いたらいつも雨降り」「リンゴ」「祭りのあと」などなど、たくさんの名曲が収録されています。きっと自分自身の体験や日常を歌ったのでしょうね。それが良かったのでしょう。今でも短い夏休みがくるたびに「夏休み」のフレーズが出てきますからね…。叙情的な作品が多く「日本のフォーク」の代表アルバムと言ってもいいでしょう。当時、やっぱり日本人は所詮ボブ・ディランのようにはなれない人種なんだと感じた1枚でありました。