Grand Funk英国のブルースロックの切り札がFREEなら、ストレートで爽快なアメリカン・ロックといえば、Grand Funk RailRoadでしょう。強烈なファズ・ギター、ブリブリのベース、ドカドカうるさいドラム、そしてこのバンドの主役であるマーク・ファーナーの野太い声。これぞアメリカのワーキングクラスのロック!!難しいことは何一つなし!シンプルでストレートなアメリカンロックの誕生です。これが産業ロックと呼ばれる原点なのかも…。でもこの音が本当のアメリカサウンドだと思う。カート・コバーンの声がパンクなのに野太い声でしかも艶があるのも、リンキン・パークが力強いのも、グリーン・ディーが能天気で単純なコードでアメリカのティーンエージャーを虜にしたのも、みんなみんな「アメリカの血」が流れているからでしょう。

※70年代を検証するキーワード:ファズ、産業ロック、アメリカの血