ルーク&ボズ①昨晩、TOTO & Boz Scaggsのコンサートに出掛けて来ました。場所は東京国際フォーラム。昨晩から今日までネット検索してみるとかなりの人がライブレポートを書いてますね。さすが大物です。


今回のツアーは、3/20の東京JCB HALLを皮切りに、3/31の東京国際フォーラムの追加公演まで、大阪、名古屋を含む全8会場で行われます。約3時間半にもおよぶ今回の公演はBoz Scaggs(1部)、TOTO(2部)の2部構成でした。

まずは、TOTOのレポートから…。
かなりのメンバーチェンジを繰り返しているTOTOについては、ルーク以外は誰が来日するのだろう。と気が気でなかったファンが多かったと思われます。フタを開けてみると来日メンバーはこのメンバーでした。

Steve Lukather/スティーヴ・ルカサー − Guitar, Vocals
David Paich/デヴィッド・ペイチ − Keyboards, Vocals
Bobby Kimball/ボビー・キンボール − Vocals
Simon Phillips/サイモン・フィリップス − Drums
Greg Phillinganes/グレッグ・フィリンゲインズ − Keyboards, Vocals
Lee Sklar/リー・スクラー − Bass
Tony Spinner/トニー・スピナー − Vocals, Guitar


ちなみにオリジナルメンバーと呼ばれている方々は、こちらです。

Steve Lukather スティーヴ・ルカサー − Guitar, Vocals
David Paich デヴィッド・ペイチ − Keyboards, Vocals
Steve Porcaro スティーヴ・ポーカロ − Keyboards
Jeff Porcaro ジェフ・ポーカロ − Drums

Bobby Kimball ボビー・キンボール − Vocals
David Hungate デヴィッド・ハンゲイト − Bass

ご存知の通り、ドラムのJeff Porcaroジェフ・ポーカロは既に亡くなっていて、完璧なオリジナルメンバーはもう存在しないのですが、ジェフ以外のメンバーで来日してもらいたかったものです。

しかし、大阪、名古屋ではなかった大きなサプライズが、この日の東京公演であったのです。
なんとJoseph Williams ジョセフ・ウイリアムズがたまたま別件で来日していて、この日の公演にゲスト参加。(実は前日も参加していたらしい)ジョセフ・ウイリアムズといえば、巨匠John Williamsの息子ですが、「Pamela」「Stop Loving You」「Bottom of your soul」に加え、「Hold The Line」「Africa」を披露してくれました。もう一人のヴォーカリストでオリジナルメンバーのBobby Kimball ボビー・キンボールさんは、この日はとても調子が悪い様子で高音がほとんどでていない & ミネラルウォーターばかりしきりに飲んでました。

ルークこと、ギターのスティーヴ・ルカサーは50歳という年齢を感じさせないほどのプレイで観客を楽しませてくれました。相変わらずの3連速弾きは健在!エフェクターに埋もれほとんど何を弾いているのか分からなかった前回の公演(もう10数年前の横浜体育館での公演)とは違い、かなり良かったですよ。バンドアンサンブルはもちろん最高。あの天性のリズム感は聴いていて心地良いほどバッチリ決まってましたね。さすがTOTOというバンド名を付けるだけのことはあります。ちなみに「TOTO」とはラテン語で「すべて、全部、完璧」という意味。彼らは、幅広い音楽性と演奏技術、優れた作曲能力、すべてを兼ね備えたバンドを目指して付けたバンド名と言われてます。
何はともあれ、素晴らしいパフォーマンスでした。

名古屋会場であった珍事件(デヴィッド・ペイチが、公演途中でいなくなってしまう)が話題になってますが、真相はこんなことだったみたいです。

ルークからは「ダークサイドに行った」とジョークがでたらしいですが、totonetwork.comによると、原文:He had to catch the last train to Tokyo for personal reasons. Will be at both shows in Tokyo. (* He=David Paich)ということのよう。えっ、個人的な理由で最終の新幹線で東京に行かざるを得なかった!FUNからするとちょっと残念なことでしたね。

まあそんなことで、この日は、開演前にビールを2杯、1部が終わった休憩時間にまた1杯、帰宅のため電車に乗ったものの途中下車して、また2杯。あげくの果ては日本酒を6合/2人…、大満足の1日でした。

Boz Scaggsのレポートは、次回…、気が向いた時にでも…。