槇原self〜槇原敬之の初期の3部作、「君は僕の宝物」の続くの第二弾。前作の一年後、1993年10月のリリースである。Synth Operatorは全曲飯田高広(いいだ・たかひろ)氏が担当。彼は宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、ポルノグラフィティ、Do As Infinity等、多数のレコーディングに参加している売れっ子のマニピュレーターである。打ち込みによるドラム、ベースは心地良いリズムと音色できっちりとボトムを支え、ギターの佐橋、小倉の両氏が唯一人間身を感じさせるフレーズを奏でている。「Witch hazel」ではこれぞ小倉氏!と言わんばかりのギターのカティングを披露している。(後に『Love Letter」の間奏で同様の手法を用いている)また、「困っちゃうんだよなぁ。」では、YESの「Owner Of A Lonely Heart(ロンリー・ハート)」でトレーバー・ラビンが演奏し、話題になったハーモナイザーによるソロをパクった?ようなフレーズも披露。そうえば、YESが特許?を持っている「オケヒット」はたくさんの曲でよく使われていました。

【収録曲】
1.君に会いに行く 2.No.1 3.さみしいきもち 4.髪を切る日
5.Witch hazel 6.彼女の恋人(ALBUM VERSION) 7.SELF PORTRAIT
8.困っちゃうんだよなぁ。 9.MILK 10.ズル休み 11.雪に願いを
12.猫がふんじゃった      '93年11月8日付 オリコン第1位