BAHO パルテノン多摩で「Larry Carlton VS Char」を見たのはもうひと昔前。「今日はブルースなんか絶対に弾かないからなぁ〜」の雄叫びで始まった昔のコンサートとは全く雰囲気が違うBAHOによるアコスティックLIVE。
BOHOは、関西人の石田長生と関東人の竹中尚人(Char)による1989年のバブル時期に結成されたユニットである。結成当時はご両人ともにOvationのエレ・アコを使用していたが、今回のLiveでは石田氏はオリジナルのギター(?)を使用していたようである。かためで金属的な音色の石田氏とOvationの独特なサウンドを醸し出している竹中氏。両人のad-libも対照的で、ジャージーに攻めてくる石田氏に対してブルージーなフレーズを連発していた竹中氏。また、ギターだけではなく、竹中氏のヴォーカルも見事であった。最近はクラプトンだけではなく、あのロッド・スチュワートまでがスタンダードナンバーをコンサートでご披露しているが、竹中氏も昨晩は要所要所に粋なおかず(フレーズ)を入れたブルージーなバッキングで「Over the rainbow」を見事に歌い上げてました。個人的には昨晩のハイライトでした。

18時半開演で終演時間は21時22分。3時間弱の長いコンサートであったが、絶妙なトークと嗜好こらした出し物(?)であっという間の3時間でした。