フライドエッグ1フライドエッグ2Flied Egg、成毛滋(g)、高中正義(b)、つのだひろ(dr)の3人で結成された1970年代初期のスーパーバンド。バンド結成のきっかけは、いまや伝説のピンクフロイドも参加した「箱根アフロディーテ」への出演。1971年8月の話しである。日本からの出演者は渡辺貞夫、赤い鳥、本田路津子、かぐや姫、トワ・エ・モア、モップスとそうそうたるグループが参加した。バンマスの成毛滋はこの当時、つのだひろとストロベリー・パスと言うグループで活動していたが、このコンサート出演の際に臨時のベーシストとして参加を要請したのが高中正義である。高校卒業したばかりの18才である。この当時としてはまだ珍しかったライブでのPAシステムを個人で輸入して、音響&照明チーム「フライドエッグチーム」までも結成してツアーを敢行したのも有名な話。

成毛滋 慶応高校在学中にフジテレビの「勝ち抜きエレキ合戦」でグランプリを獲得。驚異的な早弾きに脚光を浴びる。バンド遍歴 フィンガーズ→成毛滋トリオ(つのだひろ在籍)→ジプシーアイズ(柳ジョージ在籍)→フライドエッグ

つのだ☆ひろ スタジオミュージシャンとして、増尾好秋、佐藤充彦、加藤和彦、岡林信康、赤い鳥、渡辺貞夫等と共演。ジプシーアイズで成毛滋、柳ジョージとトリオを結成。名曲「メリージェーン」の作曲者として有名。ゴールデン・リズム(彼が独自につけたリズムの名称)は彼の右に出る者はいません。天下一品です。

高中正義 もうご存知の「虹伝説男」です。高校生の時に「エスケープ」というバンドで活躍。1970年に有楽町で行われたジミヘンの追悼コンサートでジプシーアイズと共演した際、成毛滋の目にとまり、「箱根アフロディーテ」へ臨時のバンドメンバーとしてベースで参加することになる。その後の活躍はご存知の通り!

このバンドは結局、つのだ☆ひろが当時サディスティック・ミカ・バンドのドラマーとしても活動をしていたため、1972年の日比谷野音でのコンサートを最後に解散するのである。
当時、2曲目の「Rolling Down The Broadway」は、バンドやっている人達の代表的な曲でした。
今聴いても全然色あせていません。

収録曲目:
1.DR.SIEGEL'S FRIED EGG SHOOTING MACHINE Of My Life
2.ROLLING DOWN THE BROADWAY
3.I LOVE YOU 4.BURNING FEVER 5.PLASTIC FANTASY
6.15 SECONDS OF SCHIZOPHRENIC 7.I'M GONNA SEE MY BABY
8.OKE-KNIS 9.SOMEDAY 10. GUIDE ME TO THE QUIETNESS