ジョーパスオクターヴ奏法と言えば、ウエス・モンゴメリー!!日本のウエスと言えば宮の上大先生!!そしてジャズギターと言えばジョー・パス!!!
そのジョー・パスの名盤「ヴァーチュオーゾ」の録音方法をモチーフにオクターヴ奏法をご紹介します。ジョー・パス大先生はレコーディング時にギターのアンプを使用せずにフルアコスティックギターをまるでフォークギターのレコーディングの時と同様に生音をマイクで拾ってこのアルバムを完成させました。それに近い音が出すのにちょっと苦労しましたが雰囲気は出ていると思います。(フルアコ持っていないのでその点は勘弁してください)
そして「オクターヴ奏法」ですが、きっかけは「目立つための奏法」だったのです。単音だと音やせしてしまい、他の楽器とアンサンブルをした時にギターの音が貧弱になってしまいます。その当時はディストーションのようなエフェクターもなく、指一本で音色を作っていた時代ですから…。そこで、オクターヴ上の音を加えることでサクソフォーンのように肉声に近い感じの音が出せるようにする工夫した「技」がオクターブ奏法です。簡単な旋律であれば特に問題がなく演奏できると思いますが、ちょっと速いフレーズになるとかなり難しくなります。ポイントはオクターヴの音以外の音(弦)を「ミュート」することが必要だからです。宮の上大先生のアルバムを聴くと進化したオクターヴ奏法が聴けますよ。
注:「Movie」の音量がかなり小さいですのでヴォリュームの調整が必要です。